最近『絵を描いてみたい』とふと思い、今まで絵を描いた経験は全く無かったのですが絵の練習を始めました。
練習を始めた初日に入門書を読みながら試しに描いた絵を家族に見せたら「絵心無い芸人じゃな(笑)」と言われ、『あぁ、そういえば何かを始めた時は笑われるよな』と色々と思い出すことがありました。
ギターを始めた時に「聴けたもんじゃないな」と笑われたり、初めて作った曲のクオリティの低さに失笑されたこともあったな〜と懐かしい気持ちになりました。
幸い僕は他人からの意見や評価を殆ど気にしない性格なので、笑われても特に気にせずにやりたいことを続けられました。
しかし人によっては笑われることや他人からの言葉を気にしてしまって、せっかく始めた趣味や挑戦をやめてしまうかもしれません。
そんな人に知っておいて欲しいことが、何かを始めた時に笑われるのは仕方ないということです。
世の中はプロクオリティに慣れている
音楽・絵・スポーツ・ビジネスなど、どのようなジャンルにおいても世の中の多くの人が目にするのは優れた作品や成果を挙げている人です。
優れていたり成果を挙げているからこそ多くの人の目に触れるという結果に繋がる、という当たり前のことなのですが・・・。
テレビCMで誰が聴いても分かるような質の低い曲が流れるなんて事はありませんし、キャラクターの識別が出来ないレベルの絵が使われているようなアニメもないでしょう。
ボクシングの初心者vs初心者の試合なんて放映されることはありませんし、『ビジネスで月5万円稼いでいる人に密着』なんて番組もないと思います。
そのため大多数の人はいわゆるプロ以下のクオリティを知る機会はなく、プロクオリティが当たり前という基準を持っています。
そんなプロクオリティしか知らない人に『何かを始めたばかりのド素人の作品や成果を見せたところで笑われる』と言うのは残念ながら仕方のないことなのです。
だから、今回のようにド素人の僕が書いた絵を見て笑うというのは特におかしいことではありません。
普段から意識せずともプロの書いた絵を日常的にインターネットやテレビや街中で目にしている人からすれば、絵とも言えないレベルのものなので(笑)
その作品や成果にどれくらい時間をかけたか、なんていうのも関係ありません。
「せっかく3時間かけて完成させたのに・・・」と思っても、努力の過程をみようとしてくれる人なんて殆どいません。
なので、何かを始めたばかりのド素人の作品や成果が笑われるのは仕方の無いことだという意識を持つ事が大事です。
最初から理解していれは精神的ダメージはかなり減るので。
笑われるのが嫌なら、ある程度上達したり成果が挙がるまで他人に言わないのも良いと思います。
笑われない環境で取り組む
何かを始めてもしばらく黙って努力するというのが個人的にはオススメですが、孤独を感じて寂しかったり人と感情や状況を共有したいと思う人も多いのではないでしょうか。
そんな人は同じ事柄について取り組んでいる人を選んで話したり、コミュニティに入ると良いと思います。
同じ時期に始めた人なら悩みを共有したりお互いに励まし合いながら上達することができますし、すでに優れた技術を持っている人からはアドバイスを貰えることもあるでしょう。
自分より上のレベルの人でも『あぁ、最初はこんな感じだったよな』と思ってくれるはずなので、どんなに下手だったり不恰好でも笑ったり馬鹿にしたりすることはないはずです。
最初の一歩は笑われる
最初の一歩は不恰好で、残念ながら笑われてしまうことが多いでしょう。
それでも構わず続けていると上達したり成果が挙がったりして、笑われることがなくなっていきます。
なので最初に笑われるのは仕方ないと思って、自分のやってみたいという気持ちを大事にしてその事柄に取り組んでみてください。
そもそもやりたいことが無いという人が多い中で、自分の気持ちを信じて何かを始めたこと自体に価値があると思うので。
何かを継続していると、笑われることがなくなる代わりに「才能あったんだね」や「もともと向いてたんだね」というようなことを言われるようになってきます。
そういう言葉は笑われるよりモヤっとしますよね・・・(笑)