ギター初心者の方がやるべきことは、『つまらない基礎練習を黙々とする事』でも『好きでもない初心者向けの曲の練習』でもありません。
大事なのは、ギターを『楽しい』と感じる事です。
正確には『自分がどうしたらギターを楽しめるかを考え、その答えにあった基礎練習や曲を練習を楽しみながら行う』です。
ギターを楽しむ事が重要な理由は、以下の3つです。
・楽しそうな目的があれば練習も楽しめる
・楽しみながら練習する人の成長速度は速い
この記事は、まだギターを弾く事が習慣化していない初心者の方に向けた記事です。
ギターを弾く事が習慣化している人が読んで参考になる情報は、殆ど無いと思います。
ギターを楽しむ事が重要な3つの理由
楽しくなければ挫折してギターを辞める可能性が高い
基本的に、『楽しくない事』の継続は非常に難しいです。
書籍やネット等でよくある情報と、それに従った行動の例
「基礎練習が重要」
→ひたすらつまらないと感じる練習をする
「オススメの練習曲」
→好きでもない曲や嫌いなジャンルの曲の練習
「毎日1時間は練習するべき」
→楽しくないけどダラダラとギターを1時間触る
楽しくもない事を初心者が繰り返していると、「ギターってこんなにつまらない事ずっとするの?」と嫌になってギター自体を止める可能性が高いです。
『基礎練習・練習曲・練習時間』についての情報は重要です。
しかし『基礎練習・練習曲・練習時間』について考えるのは、「ギターが楽しいからもっと上達したい!」と思ったあとの話です。
ギターを始める理由は人それぞれですが、おそらく殆どの人が『好きな曲を弾きたい・上手くなりたい』と思って最速で上達するために情報を集めます。
しかしどんなに最速の上達法でも、ギターを続ける事自体が出来なければ何の意味もありません。
当たり前の事ですが、書籍やネットにあるギターの練習法や上達法は『ギターを弾く』のが前提条件です。
楽しそうな目標があれば練習も楽しめる
全く同じ内容の地味な基礎練習でも、『とりあえず良い練習という情報があったから』という理由と『好きな曲を弾くために必要な練習』という理由では、効果もモチベーションも全く違います。
練習は『上達した自分を想像したらワクワクする』、『好きな曲が弾けるようになるのが楽しみ』と思ってやるべきです。
『楽しくもない練習をひたすら続けて、やっと好きな曲を楽しく自由に弾く事が許される』、ギターはそういうモノではありません。
最初からギターは楽しんで良いモノですし、むしろそうするべきです。
まずは、自分がギターで何をして楽しみたいのか考えましょう。
その時に書籍やネットにある、他人発信の情報は必要ありません。
『好きな曲を弾きたい』・『速弾きがしてみたい』など、何でも良いです。
自分が楽しそうと思う目的があれば、退屈な基礎練習であっても楽しむ事が出来ます。
楽しみながら練習する人の成長速度は速い
『ギターが好きで楽しんでいる』、これは僕が今まで見てきたギターの上手い人にもれなく一致する特徴です。
そして『ギターが好きで楽しんでいる』人は、上達速度も速いです。
逆につまらなさそうに練習しているような人は、モチベーションも上がらず練習の効果も低いので上達速度は遅いです。
→『楽しみながら練習』
→『楽しい目標達成』
→『もっと楽しむ為に新しい目標を探す』
→『楽しそうな目標を見つける』
まずはギターを楽しみましょう
ギターを始めたからには「上手くなりたい!」と思うのは当然の事で、上達の為の最短の道を探す気持ちも分かります。
しかしギター初心者の最短の上達の道は、『ギターが楽しくて没頭する事』だと僕は思います。
正直ギターを始めたばかりの頃は、弾けば弾くほど上達します。
色々な情報に惑わされてアレコレ考えている暇があるなら、自分が楽しそうと思える目標を見つけてどんどんギターを弾いたほうが良いです。
僕が思う初心者の方がギターを楽しむ流れでオススメなのは、『初心者向けの教本』と『自分が好きな曲やジャンルの初心者向けバンドスコア』を並行して進めていく事です。