面倒な指板メンテンナンス。
指板にマスキングテープを貼りフレットを研磨剤で磨き上げ、クリーナーを使って指板を掃除して汚れをとり、最後にオイルで潤いを与える。
この一連の指板メンテナンスの作業は、非常に手間がかかり面倒です。
しかしこの全ての工程を5分ほどで終わらせられる、『FRET BUTTER』という便利なアイテムがあります。
この記事では僕が実際に使ってみた、非常に便利でオススメな『FRET BUTTER』について紹介していきます。
FRET BUTTER レビュー
1.FRET BUTTER外観&内容物
サイズは縦11.3cm・横10.8cmで重量は約9g。
ギター弦のパッケージに似たサイズで、ギタリストには馴染み深いサイズ感です。
説明書などは付属しておらず、パッケージの裏に日本語で特徴や使用手順が記入されたシールが貼り付けられています。
そのため使い方を簡単に確認することが出来ます。
中にはビニールに包まれたクロスが折り畳まれて1枚入っています。(クロスの下に敷いているのはティッシュで付属物ではありません)
クロスにはクリーナー液が染み込んでいるのでビニールで包まれています。
しかしビニールの外側もオイルでヌルヌルしているので、作業中は手を拭えるティッシュやタオルの準備をしておいた方が良いです。
2.FRET BUTTERの使い方
『FRET BUTTER』の使い方は至って簡単です。
まず『FRET BUTTER』で指板全体を軽く拭いていきます。
強く拭く必要はなく、軽く拭くだけで指板全体にクリーナー液が塗布されます。
使用後は指板にオイルを塗ったような状態になります。
軽く拭いただけですが、『FRET BUTTER』に汚れがつき少し黒ずんでいます。
『FRET BUTTER』を使用した後、クロスやタオルを使いナット↔ボディの方向に激しめに擦ります。
最後にクロスやタオルの綺麗な面を使い、指板全体を拭き上げていきます。
この作業を、クロスやタオルに黒い汚れが付かなくなるまで繰り返します。
作業にかかる時間はトータルで5分程です。
実際に使い終わったクロスで使用した半分は、汚れで真っ黒になっています。
3.『FRET BUTTER』使用後の指板
まずは『FRET BUTTER』使用前の指板です。
フレットは汚れでくすんでおり、指板は乾いて手垢等で汚れている状態です。
こちらが『FRET BUTTER』使用後の指板です。
くすんでいたフレットは輝きを取り戻し、指板の汚れが取れて潤いも取り戻しています。
今まで僕が行っていた、『フレットを研磨剤で磨き、クリーナーで指板を掃除して仕上げにオイルを塗布する』という工程をこなした指板と遜色ないクオリティの仕上がりです。
まとめ
『FRET BUTTER』は、”フレット磨き・指板掃除・指板潤滑“の指板メンテナンス作業をまとめてこなす事ができます。
作業にかかる時間は5分程で、更に『FRET BUTTER』は約20回使用可能です。
従来の指板メンテナンスは準備するものが多く手間も掛かるため、初心者にはとっつきにくく経験者にとっても面倒な作業でした。
しかし『FRET BUTTER』は使い方が簡単で作業もすぐに終わります。
そのため初心者・経験者問わず、全てのギタリストとベーシストにオススメのアイテムです。
普段のメンテナンスは『FRET BUTTER』で行い、それ以上の指板メンテナンスが必要な時は楽器屋に依頼するべきでしょう。
価格も1200円程で、約20回使えることを考えると非常にお手頃です。
2個と3個 のセットもあり、単品購入するよりお得に購入できます。
特に3個セットは1個当たり1000円となっており非常にお得です。