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柴田 隼斗
週3でアルバイトをしながらひたすら好きなことをして楽しく生きています。

週7で好きなことを出来る状態を目標に、日々活動しています。

Youtubeに音楽動画の投稿と、当ブログで無料BGMの配布を行っているのでよろしければご利用ください。

趣味:ギター・DTM・ロードバイク・ゲーム

好きな音楽:HR/HM・ゲームサウンド(B'zとFalcomサウンドが大好きです)

好きなゲーム:RPG・ノベルゲーム(FalcomとTYPEMOONの作品が特に好きです)

尊敬する人: 松本孝弘さん・松本人志さん・マフィア梶田さん・杉田智和さん

好きな番組: ガキの使い・わしゃがなTV

『天才軍師』のアーカイブCDを寝る前に聴くのが最近の楽しみです。

ロードレース 選手の脚質

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ロードレース
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ロードレースに階級分けはありません。

身長190cm体重80kgのプロレスラーのような選手と、身長160cm体重55kgのジョッキーのような選手が同じレースを走り競い合っています。

もちろん体格が違えば同じ乗り物のロードバイクに乗っても、シュチュエーションによって得意不得意があります。

大柄な選手は筋肉量が多くパワーがあるので、凄まじい爆発力を発揮して一番にゴールに飛び込みます。

逆に軽量な選手は重力に逆らう事になる坂を、信じられないような速さで駆け上がっていきます。

このように各選手が得意とする状況によって選手の種類を分けることができます。

ロードレースの世界では、選手毎の特徴を『脚質』という分類で分けています。

この記事では各『脚質』について解説していきます。

※選手名の後の()内には出身国を記入しています

目次

スプリンター

1.スプリンターとは

スプリンター』は瞬間的な爆発力に優れた選手です。

レースの最後の最後残り数百メートルの時に飛び出し、その爆発力を生かしてゴールラインを一番に通過するために争います

基本的に大きなパワーが必要なので大柄な選手が多いです。

なんとゴール前での最高時速は平坦にも関わらず80km/hを超える事もあります。

ライバルより0.01秒でも早くゴールに飛び込もうと、スプリンター達が争う姿はド迫力で圧倒されます。

 

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1st stage in @binckbanktour and finished as 2nd. Given the fact that @baptiste_planckaert , @rickzabel and @kuzcycling from our leadout all crashed in the last 10km and that we were forced to come late in the sprint it’s a nice result. But I’ve trained good last week’s and am hungry for a win. Looking forward to the next days. Tomorrow 12km time trial! 🔥 The Katusha boys will keep going! 👊🏼 And congrats to @fabiojakobsen! 👍 P.S. @kuzcycling crashed so hard today that he’s in hospital now. I heard he is doing ok but let’s wish him all the best and a fast recovery! Same to all the other riders that went down today. 🙏 📸@gettysport

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レースの最終盤、それも場合により爪の先ほどの差で勝利が決まる為200km程走る長いレースの中で最も盛り上がる瞬間です。

その為、その場で活躍するスプリンターはロードレースの花形です。

そんな目立つスプリンターですが、大柄で持久力がない事が多い為登りには弱いことが多いです。

山岳でついていく事が出来ず置いていかれ、唯一の活躍の場であるゴール争いに参加する事が出来ないこともあります。

2.有名なスプリンター

・マーク・カヴェンディッシュ (イギリス)
・マルセル・キッテル (ドイツ)
・カレブ・ユアン (オーストラリア)
・デュラン・フルーネヴェーヘン (オランダ)
・アンドレ・グライペル (ドイツ)
・アレクサンダー・クリストフ (ノルウェー)
・エリア・ヴィヴィアー二 (イタリア)
・サム・ベネット (アイルランド)
・ぺテル・サガン (スロバキア)

クライマー

1.クライマーとは

クライマー』は登坂を得意とする選手です。

主に険しい山岳が続くステージで活躍します。

重力に逆らう登坂を得意とする為、体重の軽い小柄な選手が多いです。

一般人が登る事すら難しい坂を、まるでエンジンでも付いているかのような速度で登っていきます。

 

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Italy 💚⚪❤ #Giro

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スプリンターに比べると迫力に欠け地味な印象ですが、ステージレースの勝負所は殆どが山岳ステージなのでグランツールなどで総合成績を狙う事が出来ます。

逆にスプリンターは山岳ステージのあるステージレースでは、総合順位の争いに加わる事が出来ません。

ステージレース』・『総合順位』については、こちらの記事をご覧下さい。

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クライマーは持久力はありますが爆発力がない為、平坦でのゴール争いでは勝利することはまずありません。

また小柄で絶対的なパワーがない為平坦路を高速で走り続けたり、下りでは軽量である事が不利になってきます。

2.有名なクライマー

・サイモン・イェーツ (イギリス)
・ナイロ・キンタナ (コロンビア)
・エステバン・チャベス (コロンビア)
・エガン・ベルナル (コロンビア)
・ラファル・マイカ (ポーランド)
・ホアキン・ロドリゲス (スペイン)

TTスペシャリスト

1.TTスペシャリストとは

TTスペシャリスト』とは文字通りTT(タイムトライアル)を得意とする選手です。

TTとは決められたコースを単独で走り切るタイムを競う種目です。

グランツールのステージにTTもあります。

単独で高速走行をするパワーと持久力を求められるので大柄な選手が多いです。

50km/hを超える速度を維持して単独で走り続ける姿を見ると、自転車の定義が分からなくなってきます(笑)

 

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The powermachine is riding towards the win. I am really happy with my 2. win #timetrial #voltaalgarve #spartacus2016

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レース中盤一人で抜け出したと思ったら、そのままゴールまで独走して勝ってしまうということもあります。

また時間との戦いをする為TTスペシャリストは、別名『クロノマンとも呼ばれます。

TTスペシャリストはスプリンター程の瞬発力がなく、クライマー程の登坂力はありません。

空気抵抗を減らす為のローテーションが出来ない独走時に、本領を発揮する正にスペシャリストといえます。

『空気抵抗』については、こちらの記事をご覧ください。

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2.有名なTTスペシャリスト

・ファビアン・カンチェラーラ (スイス)
・トニー・マルティン (ドイツ)
・ブラッドリー・ヴィギンス (イギリス)
・ヴィクトール・カンぺナールツ (ベルギー)
・ローハン・デニス (オーストラリア)
・ヴァシル・キリエンカ (ベラルーシ)

オールラウンダー

1.オールラウンダーとは

オールラウンダー』は平地・登坂のどちらもこなせる万能型の選手です。

あらゆる状況に置いて高いパフォーマンスを発揮する為、グランツールをはじめとするステージレースで総合成績で上位を収めるのがこのオールラウンダーです。

ステージレースではオールラウンダーの総合成績を狙うために、残りのチームメイトは全てを捧げてアシストします。

このようにチームメイトにアシストされるチームリーダーを『エース』と呼びます。

 

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Bring on the rest day! 👊 #TDF2017 #TDF 📸 @simongillphoto

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またグランツールの勝利パターンとして、個人での戦いTTでタイム差を広げて山岳ステージでクライマー達に遅れないようにしてタイム差を維持するというものがあります。

そのためオールラウンダーは、TTスペシャリストと遜色ないTT能力を持っている事が多いです。

TTスペシャリストが登坂能力を身につけてオールラウンダーに転向する事もあるので、山も登れるTTスペシャリストと言い換えることも出来ます。

万能なオールラウンダーですが、瞬発力ではスプリンターには勝てないのでスプリンター向きのコースレイアウトのワンデイレースでは勝てません。

また個人と個人の登坂力勝負はクライマーには一歩遅れを取ります。

ステージレースでこそ真価を発揮するのがオールラウンダーです。

2.有名なオールラウンダー

・クリス・フルーム (ケニア 国籍イギリス)
・アルベルト・コンタドール (スペイン)
・ヴィンチェンツォ・ニバリ (イタリア)
・トム・デュムラン (オランダ)
・ゲラント・トーマス (イギリス)
・リッチー・ポート (オーストラリア)
・プリモシュ・ログリッチェ (スロベニア)
・アレハンドロ・バルベルデ (スペイン)

パンチャー

1.パンチャーとは

パンチャー』は文字通りパンチ力のあるアタック(急加速)を繰り出す事が得意な選手です。

小柄なスプリンターという感じで、スプリンターより柔軟に色々な状況で活躍することができます。

短い登り下りを繰り返すようなコースを得意としています。

ゴールが近い短い登りでのアタックでスプリンターを振り落とし、ゴール前ではスプリント力を生かして残りの選手をねじ伏せゴールへ飛び込み勝利、なんて勝ち方が出来るのはパンチャーならではです。

 

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Attaque sur les stade bianche du tour. A bloc jusqu’à la ligne. 📷@gettyimages

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登れるスプリンターというようなイメージです。

登坂力も瞬発力もあるパンチャーですが、やはりそれぞれの分野のスペシャリストであるスプリンターとクライマーには相手のフィールドで勝利する事は出来ません。

コースレイアウトと仕掛けるタイミングによっては無類の強さを誇るのがパンチャーです。

2.有名なパンチャー

・ジュリアン・アラフィリップ (フランス)
・新城幸也 (日本)
・フィリップ・ジルベール (ベルギー)
・ペテル・サガン (スロバキア)

ルーラー

1.ルーラーとは

ルーラー』は平地を一定のペースで長時間走り続ける事を得意とする選手です。

TTスペシャリスト程の速度は出せませんが、3時間や4時間以上ある程度の速度を維持したまま走る事が出来ます。

全ての事を一定のレベルでこなせるので、アシストとしてチームの勝利に貢献します。

レースでの勝利パターンとしては、レース序盤から中盤で集団から抜け出しそのまま追いつかれることなくゴールまで逃げ切るといったものがあります。

全ての事をこなせますが、これといった武器がない為ルーラーが勝利を手にすることはあまりないです。

ルーラーはチームを支える縁の下の力持ちといったイメージです。

2.有名なルーラー

・別府史之 (日本)
・アダム・ハンセン (オーストラリア)

脚質は選手を知る最初の一歩

脚質の種類

1.スプリンター
・80km/hを超える事もある爆発的な加速力
・ゴール前が活躍の場

2.クライマー
・山岳ステージで他を圧倒する登坂力
・ステージレースで総合成績を狙う事が出来る

3.TTスペシャリスト
・50km/h以上を単独で維持しながら走り続ける事が出来る
・TTで真価を発揮する

4.オールラウンダー
・あらゆる状況に対応できる万能型
・ステージレースの総合順位を狙って走る事が多い

5.パンチャー
・パンチ力のあるアタックを得意とする
・特定の状況で無類の強さを誇る

6.ルーラー
・長時間一定の速度を保ち走り続けられる
・チームのアシストとして活躍することが多い

選手の脚質を理解してロードレースを観ると、レース中の各チーム・各選手の動きの意味が分かってきます。

・コース終盤に短い登り下りが多いからパンチャーが活躍すると推測

・明日の山岳ステージの為にオールラウンダーやクライマーは力を溜める

・今日の平坦ステージの最後に活躍するのはスプリンター

等、自分でレースの動きを予想することも出来ます。

目立たないけどエースをアシストしているルーラーをみつけたり、TTスペシャリストがTTで他の選手にどれだけタイム差をつけるのかを楽しみに観るのも面白いです。

今回は選手の脚質を6つに大別しましたが、もちろん選手1人1人に特徴があって細かく分ければ全ての選手の数だけ脚質はあります。

あくまで脚質は、ロードレース観戦を楽しむ為の知識の一つであると思って下さい。

選手の名前が横文字ばかりで分からない。

そんな方がとりあえず選手の脚質をなんとなく分類することが出来るようになって、ロードレース観戦が少しでも楽しいものになる、その為にこの記事が役立てば幸いです。

『脚質』についてなんとなく理解できたら、選手について覚える為の第一歩として是非こちらの記事もご覧ください。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。

柴田 隼斗
週3でアルバイトをしながらひたすら好きなことをして楽しく生きています。

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趣味:ギター・DTM・ロードバイク・ゲーム

好きな音楽:HR/HM・ゲームサウンド(B'zとFalcomサウンドが大好きです)

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