『TrainerRoad』はFTP向上に大きな効果があるとされるトレーニングアプリで、豊富なワークアウトメニューが用意されている事が大きな特徴でもあります。
『TrainerRoad』に関して気になる方は、こちらの記事もご覧下さい。
しかし、実際にどのようなワークアウトメニューがあるのか気になる人も多いと思います。(僕もそうでした)
そこでこの記事では『TrainerRoad』のワークアウトメニュー『Donner』について、以下の流れで紹介していきます。
・『Donner』の完遂難易度とキツさ
・『Donner』の感想
『TrainerRoad』のワークアウトメニューが気になる人は、ぜひ最後まで目を通してみて下さい。
TrainerRoadのワークアウト 『Donner』
『Donner』の概要
トレーニング時間 | 予想TSS | 予想IF | 予想消費カロリー |
1:00:00 | 75 | 0.87 | 639Kcal |
『Donner』はFTP向上を目的としたワークアウトです。
最初に10分間のウォームアップを行った後、メインメニューが始まります。
メインメニューはFTP比95〜99%を12分間維持を1セットとして、間に6分間のレストを挟んで3セット行います。
12分間の間に、ターゲット強度は1W単位で緩やかに変化を続けます。
最後に2分間のクールダウンを行って、メニュー終了です。
ケイデンスは85〜95の間での維持が目標です。
『Donner』の完遂難易度とキツさ
完遂難易度(5段階評価) | キツさ(5段階評価) |
★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
『Donner』はシンプルなL4領域インターバルなので完遂難易度は低いですが、まぁまぁキツイトレーニングです。
SSTを超えたL4領域はほぼ全開での走行なので、最初の数分は楽ですが維持する時間が長くなればなるほど苦しくなってきます。
しかしFTP比95〜99%というのは肉体的に1時間以上は維持可能なので、12分✕3回の完遂はFTPが間違っていない場合を除いて完遂は容易いです。
『Donner』の感想
L4領域トレーニングの基本となるようなワークアウトです。
SSTの範囲を超えたFTP比95〜99%はほぼFTPなので、FTPインターバルとあまり変わりません。
『Donner』はターゲット強度が1W単位で変化し続けるので、出力を維持するためにFTPを瞬間的に超える事も良くありました。
1W単位で出力を変え維持する事は難しい(少なくとも僕には無理です)ので、余裕を持って出力する必要があるからです。
また、メニューだけをみると退屈なワークアウトですが、常にターゲット強度を確認する必要があるので集中してワークアウトに取り組む必要があります。
そして『キツイけどしっかり出力を維持出来るので、「もう無理!」と投げ出す感じでもない』という、肉体面より精神的にキツイトレーニングです。
『Donner』は精神面を鍛えるのに最適
FTP比は数%変わるだけでもキツさはかなり変わるので、『Donner』はSSTよりかなりキツいです。
それでもFTP比95〜99%・12分間を3セットというのは、肉体的に完遂出来るのが分かっています。
『Donner』は『苦しいけど踏み止めずに出力を維持する』という、ロードレースに必要不可欠な精神力を鍛える事にオススメのワークアウトです。
普段SSTばかりしている人は、たまにはしっかりとL4領域を刺激すると気分転換になるかもしれません。
『TrainerRoad』の他のワークアウトについては、こちらの記事をご覧下さい。
この記事があなたのロードバイクライフを豊かにする事に、少しでも役立てば幸いです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。