「夏にロードバイクで走る時はどんな服装が良いのか分からない」、多くのロードバイク初心者の方が持つ悩みでしょう。
しかし暑さや日射しへの耐性や予算、ウェアやアームカバー等のアイテムを快適に感じるかどうかには個人差があります。
そのため『ロードバイクの夏の服装はこれがベスト!』というものは無く、自分に合うアイテムを選択する必要があります。
とは言え、情報が無ければ選択の余地がありません。
なのでこの記事ではロードバイク歴4年の僕が、実際に夏のライドで使っているウェアやアイテムをを紹介していきます。
夏にどんな服装で走りに行けば良いのか分からない人や、「抽象的な意見じゃなくて使っている物を具体的に教えろ!」という人は、ぜひ最後まで目を通してみて下さい。
ロードバイクの夏の服装
カステリ サイクルジャージ
サイクルジャージは他のアイテムと組み合わせる事によって、春・夏・秋と使い回せるので1着は持っていた方が良いです。
僕は『カステリ(Castelli)』というメーカーの、『Team Sky』というプロチームのサイクルジャージのレプリカモデルを使っています。
ロードバイク初心者の方は「わざわざ専用のジャージを用意する必要あるの?」と思うかもしれませんが、ロードバイクに乗るのに最も適した服は確実にサイクルジャージです。
当たり前ですがロードバイクでの走行に特化した作りになっているので、随所に工夫が施されています。
・前傾姿勢の為に後ろの裾が長くなっている
・背面にポケットがあり補給食などを携帯出来る
選び方は『自分が気に入ったデザインの物』の中で、予算に応じて選択するのがオススメです。
とは言えジャージは高いもので1万円を軽く超えるので「ジャージ1枚にそんなにお金を出せるか!」という人は、まずは低価格のジャージで『サイクルジャージはどんな物か』を知るのが良いと思います。
カステリ ビブショーツ
ビブショーツはサイクルパンツとタンクトップが組み合わさったような物です。
僕はジャージと同じく、『カステリ(Castelli)』というメーカーの、『Team Sky』というプロチームのサイクルジャージのレプリカモデルを使っています。
正直、サイクルパンツとビブショーツのどちらかを使うかは個人の好みによります。
ただ両方使った事がある僕の意見としては、ビブショーツがオススメです。
サイクルパンツはジャージと同じくタイトな作りになっている為、腹部への圧迫が強めです。
その点ビブショーツは腹部への圧迫がほぼ0なので、長時間のライドでも腹部への不快感がありません。
難点としては用を足しにくい事です。
とは言えやはりビブショーツかサイクルパンツのどちらを好むかは個人差が大きいので、まずは価格の低い物でどちらも試すのをオススメします。
パールイズミ アンダーウェア
アンダーウェアはサイクルジャージの下に着る物ですが、人によって着るか着ないかがハッキリ分かれます。
しかし僕は『素肌が透けない・不快感が少ない』という理由からアンダーウェアの着用を強くオススメします。
夏にジャージ1枚だと汗でジャージが肌に張り付き、肌が透けます。
汗だくで「ハァハァ」言ってしまうのは仕方が無いですが、汗で張り付いてジャージから肌が透けて見えるのは目に毒ですよね・・・周りの人が。
そしてアンダーウェア最大の利点は、『不快感が確実に減る』という事です。
高機能なアンダーウェアは汗を素早く吸収して外に排出してくれるので、Tシャツが肌に張り付くような不快感が殆どありません。
またジャージ1枚の時と比べても、ジャージ+アンダーウェアでの体感温度はあまり変わりません。
アンダーウェアは低価格の物を選ばず、最初から高品質の物を選ぶのをオススメします。
というのも低価格の品質の悪いアンダーウェアを使用しても、ただジャージの下に1枚着る物を増やしただけで熱がこもり、逆効果になるからです。
僕はパールイズミというメーカーのアンダーウェアを使っていますが、高品質で価格もあまり高くないのでオススメです。
今まで他のメーカーのアンダーウェアを使った事はありませんが、買い替えを考えた事は1度も無いほど満足感の高い製品です。
パールイズミ アームカバー
アームカバーは腕につけて、日射しによる熱のダメージや紫外線を防いでくれるアイテムです。
「夏に長袖?」と思うかもしれませんが、夏の日が照っている状況ではアームカバーを付けていた方が涼しく感じます。
日が照ってない状況ではアームカバーを付けていないより多少は熱く感じますが、あまり気にならない程度の違いです。
また、紫外線を防いでくれるため日焼け止めを腕に塗る必要が無くなります。
そしてアームカバーに水をかけて走る事で一時的ではありますが、腕がひんやりして暑さをかなり紛らわす事が出来ます。
僕はアームカバーもパールイズミ製の物を使っていますが、とてもオススメです。
以前他のブランドの低価格の物を使っていましたが、以下の理由からパールイズミ製に変えて良かったと思っています。
・しっかりと紫外線を防いでくれる
・付けていても殆ど熱さを感じない
パールイズミ レッグカバー
レッグカバーは脚につけて、日射しによる熱のダメージや紫外線を防いでくれるアイテムです。
機能や効果はアームカバーと一緒です。
パールイズミ 汗止めバンド
汗止めバンドは額につけて、汗が目に入るのを防いでくれます。
僕にとって夏のライドに必須のアイテムです。
夏は大量の汗をかくので何も対策を行わなければ、目に汗が入り激痛が走ります。
痛いだけならまだしも視界が閉ざされるので、事故など取り返しの付かない状況に繋がりかねません。
汗止めバンドは、バンドに溜まった汗を後方に流してくれるので目に汗が入る事が無くなります。
また日差しよけを取り付ける事も可能なので、首筋の日焼けを防ぐことも出来ます。(日差しよけは取り外し可能)
こちらもパールイズミ製でかなりの頻度で3年ほど使っていますが、耐久性も高く非常にオススメです。
カステリ グローブ
グローブは手がハンドルから滑る事を防ぎ、汗をぬぐったりする事が出来ます。
そして手のひらにパッドが付いているので、路面からの手への振動を軽減する効果もあります。
僕はジャージと同じく、『カステリ(Castelli)』というメーカーの、『Team Sky』というプロチームのサイクルジャージのレプリカモデルを使っています。
最近のプロはグローブを付けていない選手が多いですが、個人的には『安全』という観点から着用しておいた方が良いと思います。
ハンドルから手が滑る可能性が低くなり、落車した時に手が傷付く事を防ぐ事が出来ます。(グローブはダメージを負いますが・・・)
夏のグローブは、暑さ対策とブレーキ操作の為に基本的に指切りグローブです。
日焼け止めは指に塗るついでに手全体にも塗れば良いので、紫外線カット機能は必須では無いと思います。
そのためグローブは好きなデザインの物を選ぶのがオススメです。
カステリ ソックス
ソックスは他のアイテムに比べると、専用品を使う必要はあまりありません。
それでもやはり専用の物は快適です。
僕はジャージと同じく、『カステリ(Castelli)』というメーカーの、『Team Sky』というプロチームのサイクルジャージのレプリカモデルを使っています。
専用の物は汗抜けや風通しが良いので、長時間のライドでも汗でベチョベチョになりません。
価格もあまり高くないので、試しに購入してみるのも良いかも知れません。
僕はこのソックス以外にパールイズミ製のソックスを持っていますが、とても快適です。
自分に合った夏装備を見つけよう
サイクルウェアは、多くのメーカーが取り扱っており数え切れない程の製品があります。
そのため、最初からベストな選択というのは難しいと思います。
オススメはアンダーウェアや汗止めバンド等、夏のライドに大きな効果がある物は最初から質の高い物を購入するのが良いでしょう。