新型『WAHOO BOLT』を使用して、数回ライドしてきました。
『WAHOO BOLT』の開封・設定・取り付けについては、こちらの記事をご覧下さい。
『BOLT』を使用してのライドは非常に楽しい上にトレーニング効率も上がったと断言する事が出来、非常に満足しています。
この記事ではそんな、新型『WAHOO BOLT』の良い所を紹介していきます。
新型『WAHOO BOLT』の事が気になっている人は、是非最後まで読んでみて下さい。
新型『WAHOO BOLT』の良い所
視認性が高く画面が見やすい
サイクルコンピューターとして非常に重要な『視認性』がとても高く、ライド中に情報を確実に読み取る事が出来ます。
どんなに多機能なサイコンでも、画面の情報を読み取れなければ意味がありません。
『BOLT』は以前まで使用していたサイコンと画面サイズはあまり変わらないのですが、どの角度からでも画面が見やすい上に文字や数値の表示も非常に綺麗です。
またバックライトの自動オンオフ機能があるので、トンネルやヒルクライム中の木々が頭上に生い茂るような暗い状況でも画面の確認がしっかり出来ます。
『自動一時停止・自動再開』の反応が速い
『BOLT』は多くのサイコンに備わっている機能である、『自動一時停止・自動再開』の反応が速いです。
僕はあまり気にしませんが、ライドの平均速度を気にする人にとっては重要なポイントではないでしょうか。
『自動一時停止・自動再開』は信号待ちやコンビニ休憩などでライドを中断した時に、自動で計測を一時中断して走り出したら自動で計測を再開してくれる機能です。
大体のサイコンで設定する事が出来る機能です。
信号待ちなどで停止してから2~3秒で計測を一時停止してくれて、走り出した時も2~3秒で計測を再開してくれます。
走り出してクリートキャッチをする時に再開が始まるといった感じなので、ノンストレスです。
また『一時停止時・再開時』共に音でも知らせてくれるので、『走り出してしばらくしてサイコンの計測が始まっていない事に気付いて少し落ち込む』というような事もありません。
以前のサイコンも『自動一時停止・自動再開』機能はありましたが、「信号待ちで止まっているけどまだ計測してるな・・・」と思う事や、再開が上手く出来ていなくて『走行データに空白の3kmがある』という事があったので反応速度が高いのは大きなメリットです。
ダウンヒル時の安全性の向上
『BOLT』にはマップ・ナビ機能があります。
僕は自分で決めたトレーニングコースを走る事が殆どなので、マップ・ナビ機能を使う機会はあまり無いと思っていました。
そのためマップ・ナビ機能は正直おまけ程度に思っていたのですが、マップ機能には予想もしていなかった活用方法がありました。
それは、マップでこれから進入するコーナーを俯瞰で確認してダウンヒルでの安全性を向上させるという事です。
ダウンヒルで『見通しの悪いコーナー』への進入は非常に怖く、先の状況が分かりにくいので危険度も上がります。
ダウンヒルで恐怖を感じる場面については、こちらの記事をご覧下さい。
しかし『BOLT』で進入するコーナーのカーブのキツさや、コーナーが一つで終わるのかそれともすぐに次のコーナーが来るのかを確認する事で心に余裕を持つ事が出来ます。
もちろんコーナー入口で視認出来ない歩行者や対向車などの状況は分からないので気は抜けませんが、コーナー自体の情報が分かるのは非常に助かります。
現在の出力がどのパワーゾーンなのかをカラーで確認出来る
新型『BOLT』では、『3秒平均パワー』をゾーンごとにカラーで表示させる事が出来ます。
「W数を確認出来るならカラーは必要無いのでは?」と思うかもしれませんが、このカラー機能は中々に便利です。
サイコンに目を落とすだけで色の確認は瞬時に出来るので、現在のおおよその出力を一瞬で確認出来ます。
そのため、少しではありますがサイコンを見ている時間が減るので安全性は上がります。
またトレーニング時にとても便利で、特にヒルクライムなど一定のパワーを維持するような状況での恩恵は大きいです。
「緑(L4)だからこのペースでOK。赤(L6)だから突っ込み過ぎ。青(L3)だからもっと踏まないと・・・。」など、サイコンを一瞬みるだけで自分の出力状況を即座に確認・修正する事が出来ます。
正直カラー機能が無くても自分でW数自体から判断したり、画面に『現在の出力のFTPに対する%』を表示させてそれで自分の状況を確認する事は出来ます。
しかし、その2つと比べて『カラーで確認』は非常に便利で楽です。
僕は画面に『現在の出力のFTPに対する%』も表示させていますが、あまり見る事はありません。
何ならW数もあまり確認せず、『BOLT』を使い始めてから出力は色で大雑把に把握する事が殆どです。
これは『使ってみると便利で依存してしまった』という感じなので、使った事がない人は「特にいらない機能だな」と思うかもしれません。
なので、「実際に使ってみてその便利さを確認して下さい」としか言えないのが残念な所です(笑)
個人的に『BOLT』の中でもかなりお気に入りの機能です。
『Stravaライブセグメント』に対応
『BOLT』は『Stravaライブセグメント』に対応しています。
『Stravaライブセグメント』は、自分が設定した区間での『経過時間・残り距離・予想ゴールタイム』などの情報をリアルタイムで確認出来る機能です。
残り距離や過去のベストタイムなどが分かるので自分を追い込みやすく、トレーニング効果の向上が狙えます。
「残り300mを全開で駆け抜ければ自己ベストを更新出来そう・・・」というような状況では、モチベーション高く限界まで追い込む事が出来ます。
『Stravaライブセグメント』を使う以前は、正確なスタート・ゴール地点が分からなかったり経過時間や残り距離も把握しずらくモチベーションは上がり辛かったです。
またリアルタイムで区間タイムが分かるので、出し切ってゼェゼェ言っているけどベストタイム更新を確認して喜んで、疲れより嬉しさが勝るという事が良くあります。
トレーニングとしての苦しい区間も楽しむ事が出来るのは、とても大きなメリットだと思います。
また先述したパワーゾーンに対応したカラー表示との相性も良く、区間の予想タイムに応じて狙うパワーゾーンをL4にしたりL5にしたりと対応しやすいです。
新型『WAHOO BOLT』でライドが更に楽しく安全に
『BOLT』を使い始めてからライドが更に楽しくなり、追い込みやすくなる事でトレーニング効率も上がり、ダウンヒルなどの安全性が向上したりと良い事ばかりです。
約4万円とサイクルコンピューターとしては中々に高価でしたが、購入して良かったと心から思います。
サイコンは速さや強さに直接的な影響は無いアイテムなので、購入前は少しだけ不安がありました(笑)
ここまで『BOLT』を絶賛してきましたが、今回説明した『BOLT』の良い所は唯一無二という訳では無く、他のサイコンでも同じまたは似たような機能はあると思います。
それでも『BOLT』が良いなと思うのは、『多機能過ぎ無いので設定にそこまで時間がかからず、ライドやトレーニングに集中する事が出来る』という事です。
あまりに機能が多過ぎてサイコンをいじり続けても速くも強くもなれないので、必要な機能は充分という『BOLT』はライド中にトレーニングを重視する人にオススメです。
逆に色々な所に行ったりのんびり走る事が目的の人は、『面白みの無いサイコン』という印象を持つかもしれません。
まだナビ機能だけは使っていないので、実際に使ったら記事にして感想をまとめます。
この記事があなたのロードバイクライフを豊かにする事に、少しでも役立てば幸いです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。