『TrainerRoad』はFTP向上に大きな効果があるとされるトレーニングアプリで、豊富なワークアウトメニューが用意されている事が大きな特徴でもあります。
『TrainerRoad』に関して気になる方は、こちらの記事もご覧下さい。
しかし、実際にどのようなワークアウトメニューがあるのか気になる人も多いと思います。(僕もそうでした)
そこでこの記事では『TrainerRoad』のワークアウトメニュー『Jepson』について、以下の流れで紹介していきます。
・『Jepson』の完遂難易度とキツさ
・『Jepson』の感想
『TrainerRoad』のワークアウトメニューが気になる人は、ぜひ最後まで目を通してみて下さい。
TrainerRoadのワークアウト 『Jepson』
『Jepson』の概要
トレーニング時間 | 予想TSS | 予想IF | 予想消費カロリー |
1:00:00 | 75 | 0.86 | 630Kcal |
・『Jepson -4』 →45分/【2分間FTP95〜99%+(5秒間FTP比150%+1分55秒FTP比95%〜99%)×3】×3
・『Jepson -5』 →30分/【1分間FTP95%+(5秒間FTP比150%+55秒FTP比95%〜99%)×3】×4
『Jepson』の完遂難易度とキツさ
完遂難易度(5段階評価) | キツさ(5段階評価) |
★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
『Jepson』のターゲット強度はFTP比95~150%と高いですが、維持する時間が短くレストも4分間としっかりあるのでキツいワークアウトではありません。
L4領域は出力時間が長くなればなるほど辛くなって来ますが、8分間程度なら勢いで乗り切ることが可能です。
5秒間のFTP比150%も全力のスプリントに比べると遥かに強度は低く、維持する時間も一瞬なので脚にあまりダメージは来ません。
このトレーニングは出力を維持する時間より、しっかりとターゲット強度を出力する事が重要です。
そのため『Jepson』の完遂が難しい人は、トレーニングの強度は落とさずボリュームを少なくした『Jepson-4・-5』から取り組む事をおすすめします。
『Jepson』の感想
メインメニューが8分間と短い事に加え途中に5秒間FTP比150%という瞬間的な加速があるので、退屈を感じないワークアウトでした。
ただ、8分間のメインメニューに対してレスト時間が4分間は少し長いかなと感じました。
余裕があれば、レスト時間を短くしても良いかもしれません。
またFTP150%というのは、他人と競うレースやスプリントのトレーニングを行わない人は普段出力する事自体無いかもしれません。
なので普段瞬間的な高出力を行わない人が、高出力を軽く体感するのにも良いトレーニングだと思います。
Zwiftレースなどに参加していると感じる事ですが『L4領域を維持している最中にアタックやペースアップで瞬間的に加速して、その後再びL4領域維持に戻る』という状況は非常に多いです。
『Zwiftレース』については、こちらの記事をご覧下さい。
しかし『L4領域維持→瞬間的加速→L4領域維持』という流れは、慣れていなければ対応する事が難しいです。
『Jepson』はレースで頻繁に起こる、『L4領域維持→瞬間的加速→L4領域維持』に対応するトレーニングの第一歩として最適だと思います。
ただ実際のアタックやペースアップが5秒間で終わる事はほぼなく、出力もFTP比150%を超える場合が殆どです。
そのため『Jepson』をこなせるようになったら、急加速の時間を長くしたり強度を上げる事をオススメします。
『Jepson』はレース中の急加速に対応するトレーニングの第一歩
『Jepson』はFTP向上ではなく、『L4領域維持→瞬間的加速→L4領域維持』という状況に慣れる為のトレーニングで非常に重要です。
仮にFTPが高くてもペースアップやアタックで集団から千切れては意味が無いからです。
ただ実際のレースに比べると物足りない感じはあるので、あくまでも状況に慣れる為のトレーニングだという事を忘れないようにしましょう。
『TrainerRoad』の他のワークアウトについては、こちらの記事をご覧下さい。
この記事があなたのロードバイクライフを豊かにする事に、少しでも役立てば幸いです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。