ロードバイク

ロードバイクはエンジン(乗り手)が性能の9割を決める! 速くなりたいなら自分を鍛えよう

ロードバイクで速く走る為に必要なものは、最高級のフレームや最高級のホイールなどの機材ではありません。

必要なものは性能の良いエンジン、つまり鍛え上げられた乗り手です。

 

超軽量ロードバイクにトレーニングをしていない人が乗っても、ママチャリに乗ったクライマー『サイモン・イェーツ』にヒルクライムで勝つことは不可能です。

最先端のTT(タイムトライアル)バイクにトレーニングをしてない人が乗っても、TTでママチャリに乗ったTTスペシャリスト『ローハン・デニス』に勝つことは不可能です。

『クライマー』や『TTスペシャリスト』については、こちらの記事をご覧下さい。

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ロードレース

 

というよりどんな状況下でも、ママチャリに乗ったプロに勝てるアマチュアライダーは殆どいないと思います。(プロは化け物)

それほどまでにロードバイクにおけるエンジンの性能は、『速さ』において大きな比重を占めます。

 

ロードバイクで「速くなりたい!」と思う人がする事は、『機材について色々調べて、注文した機材が届くのを待つ事』ではありません。

速くなるための一番の近道は、『トレーニングに関する事を調べた上でロードバイクに1秒でも長く乗ってエンジン(自分)を鍛える事』です。

ロードバイクに乗らないで速くなる、オススメのトレーニング機材があります。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

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パワーブリーズ

もしあなたが「速くなりたい」と思っていて、トレーニングをあまりせずにひたすら機材について考えているなら、是非最後まで目を通してみて下さい。

機材を買ったり追求する事を否定しているわけではありません。

むしろ、『自由に機材を使う事が出来る』のはアマチュアライダーの特権です。

僕も性能を活かしきれないのが分かっているのに『DOGMA』が欲しいですし、平坦は特に遅いのに最近『カーボンディープリムホイール』をポチってしまいました・・・(笑)

高級機材は見たり使ってるだけで、テンション上がりますよね!

この記事はあくまで、『速さ』や『強さ』を追求する人向けです。

好きな機材を使う事のメリットについては、こちらの記事をご覧下さい。

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機材

ロードバイクにおける『ハード』と『ソフト』

トッププロとして世界で戦い活躍した『宮澤祟史』さんは著書にて、機材面に関する事を『ハード』、体の使い方やトレーニングに関する事を『ソフト』と呼んでいます。

そして『ソフト』へ十分に投資する事が、いち早く『速くなる』手段であると述べています。

思わず「へぇ〜」と言ってしまう情報が多く、とても学ぶべき事が多い本です。

トッププロの視点や考えている事を知る事は面白いので、読み物としても楽しめます。
非常にオススメの1冊です。

『ハード』を最高級の物に変えても劇的に速くはならない

良い機材は10の力を持つ人に1~2程度の力を足してくれて、11~12の力になるようなものです。

10の力しか持たない人の力を100にするわけではありません。

 

エアロフレームにディープリムホイールを組み合わせたバイクに乗れば、多少平坦で速く走れるようにはなるでしょう。

しかし時速30km/hで平地を巡航するのが精一杯の人が、40km/hで巡航する事が出来るようにはなりません。

ロードバイク

 

バイクの軽量化をすれば、ヒルクライムで確実にタイムは縮まります。

しかし斜度20%の坂を登りきれない人が、斜度20%の坂を楽に登れるようにはなりません。

 

『エントリーモデルに乗っている人が、考えられる最高の機材を使って組んだバイクに乗る』など、機材を変えても劇的に速くなるわけではないです。

『ソフト』を鍛えれば劇的に速くなる

『ハード』を変えても10の力を100にする事は出来ませんが、『ソフト』は鍛えれば10の力を100にする事が可能です。

・登りきる事が出来ず足を付いていた坂を、速く登れるようになった

・30km/hで限界だった巡航速度が、40km/hに上がった

・1時間のライドでヘトヘトだったけど、3時間走っても平気になった

上記のように劇的な変化には、トレーニングが必須です。
『ソフト』を鍛える事の唯一の欠点は、時間がかかる事です。
機材を良いものに変えれば、基本的にはその瞬間から効果を得られます。
しかしトレーニングの効果は、トレーニングの次の日に得られるようなものではありません。
それでもトレーニングは継続をすれば、数カ月後・数年後に別人のように速くなっています。
トレーニング

速い人はどんな機材でも速い

速い人はママチャリでも速い

僕は岡山交際サーキットで行われる、エンデューロレースに何度も参加した事があります。

1周3.7km獲得標高26mのコースです。

コース詳細は、公式サイトをご覧下さい。

レースでの第一集団はおおよそ5分30秒程(約40km/h)、第二集団はおおよそ6分(約37km/h)で1周します。

 

そして岡山国際サーキットでは同じコースをママチャリで走る、『ままちゃりGP』というレースも開催されており僕は毎年参加しています。

その「ままちゃりGP」で一緒のチームに、高校生の時レースで西日本チャンプになった事もある僕が尊敬するとても速い知人がいます。

 

エンデューロレースの先頭で、アタックに参加するような強さです。

チャンプになった時のレースは『105』のコンポを使っていたそうですが、周りには『アルテグラ』や『デュラエース』のコンポを使っていた選手は多くいたようです。

アタック

 

その知人はなんと、ママチャリの単独走行にも関わらず1周6分20秒(約35km/h)というタイムを叩き出しました。

このタイムは、ロードバイクに乗った20~30人の集団と殆ど変わらないタイムです。

もちろん走り終えてその場で倒れるような事はなく、本人は「キツかった・・・」と言いますが外からみればまだ余裕があるようにも見えます。(持久力も凄い)

 

このように本当に速い人は例えママチャリであろうと、ロードバイクに乗った常人より遥かに速いです。

プロは1秒を争う戦いを繰り広げている

僕の知人のような速い人同士での厳しい競争を勝ち抜いてきた存在が、ロードレースのプロと言われる人達です。

さらにプロの世界は、その化け物のようなプロ同士での競争です。

ロードレース プロ

 

トレーニングで到達出来る限界近くまで体を鍛えている選手も多く、それこそ『骨格・内蔵』などいわゆる、生まれ持った『才能』が必要になってくる過酷な世界です。

しっかりトレーニングもしてないのに自分自身に対して『才能』という言い訳を使うのは、本当に『才能』が必要な世界で戦っている選手に失礼です。
そんな世界だからこそ、プロの世界は1秒差を争うような戦いになります。
・平坦ステージのスプリント勝負で、mm単位で勝敗がきまる
・3週間に渡るグランツールで、最終的な秒差が1分以内
このような事は日常茶飯事です。
『ステージ』や『グランツール』については、こちらの記事をご覧下さい。
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そのためプロは機材にこだわります。
機材で足される力が1だとしても、プロの世界ではその1の力の差が明暗を分けるからです。
ロードレースにおける1位と2位では、評価も待遇も雲泥の差です。

速くなりたいなら『ソフト』への投資をしましょう

トレーニングを欠かさずペダリングやテクニック等を日々研究する事で、時間はかかりますが確実に速くなります。

伸び代もとてつもなく大きいです。

 

逆に『ハード』への投資は即効性はありますが、伸び代は殆どありません。

それに加えて良い機材は『ソフト』がしっかりしていないと、使いこなせない物が多いです。

・『ディープリムホイール』が真価を発揮するのは40km/hを超えてから

・硬いフレームやホイールは体力・脚力が必要になる

・楕円チェーンリングは、それに合わせたペダリングで真価を発揮する

など、買うだけでは速くなる事についてあまり効果が見込めないあります。

 

もし10万を速くなるために使うならホイールを買うよりも、パワーメーターとローラー台を買ってトレーニングした方が長期的にみると速くなる事が出来るでしょう。

『ローラー台』や『パワーメーター』については、こちらの記事をご覧下さい。

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あなたが「良い機材に変えて速くなろう」と思っているなら、その考えは捨てたほうが良いと思います。

トレーニングを継続した方が速くなる事に加え、しっかり自分を鍛えた後に良い機材を使えばその性能をしっかり引き出す事が出来るからです。

 

途中で紹介しましたが『宮澤祟史』さんのこの本には、『ソフト』を鍛えるのに必要な情報が沢山詰まっているのでオススメです。

 

この記事があなたのロードバイクライフを豊かにすることに、少しでも役立てば幸いです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

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